ニュージーランドに興味を持ったきっかけは、やはり『豊かな大自然』と答える方が多いですね。ツアーガイドのしている私のお客様にお聞きしても、期待されることは『美しい景色』がダントツNo1。
しかし残念ながら、その思いが強すぎるが上にきれいな風景を見るだけで満足してしまう方が多いようです。
人気景勝地を高速周遊して終わってしまうことの多い日本人観光客。日本人は休みが取りにくいから…と言われますが、それならリゾート地のようにゆっくり連泊滞在の旅にすれば良いのに、どうしても欲張っていろいろ見たがる私たち日本人。
そう、私たち日本人は『見る』という視覚的な感動をもっとも重要とする性格があるようです。（あくまで私が他の国の観光客と比べてみての超個人的感覚です。）
自然風景が美しいところだけを見て旅を終えるのも悪くはないのですが、それだけでは勿体なさすぎる。タイトルにもあるように、ニュージーランドの魅力は自然だけだと思っていませんか？いやいや、むしろニュージーランドでもっとパンチのある感動は、視覚的だけではなく、もっと奥深い『感覚的』なところにあるんです。リピーターになった方は、少なからずこの感覚的な感動を覚えた方が多いようです。
団体パッケージツアーの現地添乗員のお仕事もよくやりましたが、ここを意識してガイドしないと、旅の終わりに「お腹いっぱい、次はどこに行こうかな？」となってしまうのです。「まだ足りない、もっと知りたい、また来たい」と思っていただくためには、ガイドが意識的に視覚的な感動以外の素晴らしさも伝えなければいけないのです。
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