美しい秋色のクライストチャーチを知っていますか?

秋が深まるニュージーランド。本来ならゴールデンウィークのお客様とご一緒に、賑やかな秋旅を満喫するところでしたが、残念ながら今年はブログという形でのご案内となってしまいました。少しでもニュージーランド旅行をしている気分になっていただけたらと思います。

エイボン川のポプラ並木

昨日警戒レベルが4から3に引き下げられましたが、ロックダウンには変わりなく、不要不急の遠出はできませんので、秋色に彩られたクライストチャーチをご紹介したします。

秋色に色づく住宅街

4月からGWまでのニュージーランド旅行というと、各旅行会社のパンフレットやガイドブック等の紹介では、黄葉のニュージーランドというキャッチフレーズで販売されています。

ワナカや、クイーンズタウン近郊のアロータウン、クロムウェルの黄葉風景ばかりが取り上げられていますが、秋色に彩られて美しくなるのは、決してその周辺だけではありません!

南島の玄関口、私が住むクライストチャーチの秋風情も素晴らしいので、たくさんの方々に知っていただきたいと思っています!

ロックダウン中で車が走っていないメモリアルアベニュー

ガーデンシティと呼ばれるクライストチャーチは、街全体が庭園のような美しさ。
カラフルな花で彩られた家並みや、緑に覆われた街路樹の姿で、到着されたばかりの観光客の心を引きつける、空港から市内への大通りメモリアルアベニュー。
上の写真のように秋になると赤や黄色の木々が広がり、鮮やかで雰囲気のある姿に変わります。

クライストチャーチの黄葉風景の他との違いは、秋風情のある街並み。観光客ひしめく騒々しさがなく、自然風景というよりかは、ローカル色の強い趣のあるロマンティックな街並みが特徴です。この街並みというのがポイント。

風情あるヨーロッパの秋の街並みをイメージしてみてください。そんなロマンティックな場所でゆっくりと街歩きを楽しんだり、カフェで読書などを楽しんでみてはいかがでしょうか?ゆっくりとした時間を味わう大人の秋旅にはうってつけの街です。

僕が心から愛するハグレー公園。ニュージーランド旅行中に最もローカルキウイ時間を感じられる場所のひとつ。初々しい若葉の春、カラフルに彩られた夏もいいですが、雰囲気のある秋が僕は最も好きです。

上下の写真はハグレー公園内のボタニックガーデン(植物園)で撮影しました。静かでゆっくり時間が流れる、ロマンティックな秋の雰囲気を感じていただけるでしょうか?

滞在日数の短い日本人観光客の方々は、ゆっくりとこの公園を楽しむ時間があまりないですが、あえて行程に組み込んでもいい程の素晴らしい安らぎスポットです。

今日のボタニックガーデンでは、鳥のさえずりが心地いいのどかな時間を過ごすことができました。下の動画で聞いてみてください。

テカポ、マウントクック、クイーンズタウンのようなツーリストタウンではないこの街のローカルの憩いの場で、少しでもゆっくり流れるニュージーランド時間に浸ってみてください。ニュージーランドという国の素晴らしさを、もっと深く感じられると思います。

クライストチャーチの秋の特徴として、黄葉だけでなく紅葉もあるというのも魅力。
ワナカなどの黄葉一辺倒ではなく、世界各国の種々多様な木が植えられたクライストチャーチの街には、紅葉する木もたくさんあるので、とても色鮮やかです。

世界には、ボストンの黄葉やケベックの紅葉など、秋風情が人気の街がありますが、クライストチャーチもそれらに負けず劣らずの素晴らしい趣のある街並みなんです。

話は少しずれますが…

2011年のカンタベリー大地震以降、クライストチャーチへ滞在する日本人観光客は減ってしまいました。それまでは直行便もたくさん日本から到着していたこともあり、ほとんどすべての日本人観光客が一度は滞在する賑やかな街だったのです。

地震直後は観光もままならず、宿泊できるところも少なかったので、クライストチャーチに滞在しないツアーが主流となりました。日本の旅行業ではこの流れが9年たった今でも続いていて、クライストチャーチ観光局は日本人だけまだ帰ってきてくれないと嘆いているほどです。

また、旅を観光とだけ捉えた感のある旅ブロガーの一部が、特に滞在しなくても良い街としてクライストチャーチをあげることがありますが、さてその人がどの程度クライストチャーチを知っているのでしょうか?1泊2日の観光客レベルの見解でしかありません。

クライストチャーチは新しく生まれ変わり、以前の古き良きイギリス風の街から、新しく洗練されたおしゃれ街に変貌を遂げています。今回の新型コロナウイルスに対する政府や国民の対応の素晴らしさなどニュージーランドが注目されています。皆さんも、この国が「自然が美しい国」というイメージだけでなく、「日本にはない何かある国」 「日本ではできない何かができる国」 「日本人が知らない何かを教えてくれる国」という興味をもたれているのではないでしょうか?

それを感じられる場所として、外国人観光客がひしめくツーリストタウンではなく、ローカル文化に触れられるチャンスの多いクライストチャーチでゆっくりと滞在されることをおすすめしたいです。

これからの旅のカタチは変わっていくかもしれませんね。

来年の今頃、もしお時間ございましたら、是非ニュージーランドにも足をお運びください。弊社では黄葉撮影ツアーも企画しています。

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