ANZAC DAY

今日4月25日はニュージーランドの祭日アンザックデー。

ANZACとは、オーストラリア・ニュージーランド連合軍のことで、いわゆる戦争記念日のような日です。日本人には、ニュージーランドに戦争のイメージがあまりないかもしれませんが、第一次、第二時大戦共に、多くの兵士が戦地に赴き、その中には戦地で命を落とし、祖国に帰ってこれなかった人も多くいました。

特に第一次大戦中のガリポリの戦いでは、ANZAC軍が初めて戦地に送られ、オスマントルコ軍に大敗を喫し、多くのKiwiたちの命が失われました。
ニュージーランドでは1915年4月25日のこの戦いが始まった日を記念して、アンザックデーを祝日としています。

今日は自宅から自転車をこいで、クライストチャーチの観光名所のひとつ、追憶の橋へ行ってきました。ここは当時、兵士たちが出兵の際に行進した凱旋門のような場所。アンザックデーのシンボル、赤いポピーで飾られていました。

今年は新型コロナの影響で、アンザックデーという日が始まって以来、人々が集まって大きな式典ができない年になってしまいました。しかし全国各地で、しめやかに小さい規模で式典が行われ、ニュースも戦争記念日ムード一色になりました。
ニュースのサイトStuffで写真で人々の今日の様子を是非ご覧ください。この国の人たちがいかにアンザックデーを大切にしているかが伝わると思います。

日本にとって第二次大戦はとても大きな歴史上の出来事ですが、近年、広島と長崎の原爆の日や、終戦記念日にどれだけの人が関心を持ち、哀悼の意を込めるでしょうか？

コロナに対してもそうですが、本当にこの国は国民の一体感が強いな〜と感じる今日の私でした。