5月；ミルフォードサウンド
こちらも外せない世界自然遺産のミルフォードサウンド。お決まりのマイターピークの写真ではなく、スターリング滝につづくハンギングバレー（吊り谷）の写真を選びました。
フィヨルドクルーズでは、海から迫る垂直の絶壁や迫力ある滝の姿に目を奪われますが、この一帯の素晴らしさは、氷河が創り出した彫刻アートなのです。このU字型のハンギングバレーも見事。色彩鮮やかなスポットではないのですが、谷間からさす光が岩壁にコントラストを生み、侘び寂びの世界さえも感じてしまいます。
滝の左側はザ・エレファントと呼ばれ、象の鼻から鼻水が垂れているようですね（笑）
ら6月；プカキ湖
私が世界で最も愛する湖。それがこのプカキ湖です。テカポ湖に知名度は劣るものの、負けない美しさを見せてくれる湖です。
南北に細長い形で、南岸から北方向の真正面に、最高峰アオラキ・マウントクックが聳えるのが素晴らしい。こんなパーフェクトな構図があるでしょうか！
風のない穏やかな日には、鏡のようにサザンアルプスとマッケンジー盆地を映し出してくれます。
テカポ湖と同様に「ミルキーブルー」などと称されますが、ここも時間を変えれば様々な表情を見せてくれます。特に明け方と夕焼け時のマジックアワーがおすすめです。
7月；南十字星とミルキーウェイ
ニュージーランドと言えば美しい星空と言われる程、日本でもとても有名になってきました。テカポ、マウントクック周辺は、アオラキ・マッケンジー・ダークスカイ保護区に指定され、世界でも屈指の美しい夜空が広がるエリアです。
この写真は、7月のプカキ湖の写真と同じ場所で明け方に撮影しました。天の川、南十字星だけでなく、日本では見られないマゼラン星雲、人工衛星（流れ星？）も見られるクリアな夜でした。
ちょうどシャッターを開いている時に通過した、派手な電飾のナイトトレーラーが「銀河鉄道の夜」を思わせる演出をしてくれたこの写真は私のお気に入りの一枚です。
8月；ミラーレイクス
ミルフォードサウンドへつづく景勝ハイウェイのミルフォードロード。私が最も好きなドライブルートのひとつです。途中いくつかのスポットに立ち寄って、ゆっくりと移動するのがおすすめなのですが、その中でも最も人気のスポットがこのミラーレイクス。
日本からの観光客の方の多くは夏シーズン（11月〜3月ごろまで）に訪れるので、このように雪を被った山々が映ったミラーレイクスを見られることはあまりありません。キリッと冷えた冬のフィヨルドランド国立公園こそ絶景に出会えるチャンス大なのです。
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