超絶景が見たいなら!冬のニュージーランド旅行(6〜8月)が一番な理由

オフシーズンと言われる冬のニュージーランド。確かに観光客数は一年で最も少ないシーズンですが、本当に冬は旅行に向いていないのでしょうか?

実は「景色」を楽しむ観光がメインの日本人観光客にとっては、冬はうってつけのシーズンなんです。間違ったニュージーランドの冬のイメージをここで正しくお伝えしようと思います。

真実の冬のニュージーランド旅行情報を知りたい方必読です。

降雪直後のマウントクック

概要

ニュージーランドいえば、サザンアルプスの雪山や氷河のイメージがありますので、冬になればどこも雪に閉ざされていると思われがちですが、実際はどこも一面の雪景色というわけではありません。

クライストチャーチ、クイーンズタウンなどの都市は、足元の雪で歩きにくいということはほとんどありません。寒暖差が激しいですので、降雪があっても、その後好天に恵まれると気温はぐっと上がり、積もった雪はほとんど溶けてしまいます。都市部は根雪にならないのがニュージーランドの冬の特徴とも言えます。

純白の雪をまとったサザンアルプスは一年で最も美しく光り輝き、テカポやプカキのなどの湖の色も夏よりもクリアな青さになります。あまり大きな声では言えませんが、冬の美しさを知っている私は、夏のサザンアルプスの写真はあまり撮影しません。それほど冬は別物と言える程の美しさなんです。

また、テカポを中心とした星空ウォッチングは冬がベストシーズン。空気が乾燥しクリアで、天の川が最も濃く太く上がるのが冬の時期。夜が長いですので夕食後にすぐ星空ウォッチングをスタートできますし、時間を変えて様々な天体の様子を楽しむことができます。さすがに冬の星空ウォッチングは極寒ですが、オーロラを見るために北欧や極北のカナダに観光に行きますよね。それと同様に冬の星空は大きな価値があります。

そして、ウィンターアクティビティが好きな方には天国のようなシーズン。日本が夏の間に冬の遊びが大満喫できるのも冬の魅力でしょう。

気温

極寒のイメージがあるでしょうか?いえいえ、冬の北欧やカナダ、北海道のような冬をイメージは正しくはありません。東海岸のクライストチャーチは、東京や大阪の冬と変わりませんし、テカポ、マウントクック、クイーンズタウンも東北地方ぐらいのイメージでないでしょうか。

最高気温が5度を上回らない真冬日は悪天候の日ぐらい。寒暖の差が激しいですので、決して平均気温を見て判断しないようにしましょう。実際に観光する時間帯は暖かくなる日中です。お天気に恵まれた時の昼間はポカポカして汗ばむほどの日もあります。

特に、日本の夏休みの時期やお盆の時期(7月下旬〜8月)は、次第に日照時間も長くなりますので、イメージよりも暖かいと感じるかもしれません。

冬のクイーンズタウン ©️Todd & Sarah Sission – Lighthous Media Limited

天候

冬は天気が良いというイメージがあります。特にマウントクック周辺の山間部は比較的お天気が良い印象があります。逆にもともと雨の少ない東海岸は曇りの日が多く、実際の気温よりも寒く感じる日が多くなります。

真冬は雨ではなく雪のイメージですが、マウントクックでも雪ではなく雨が降る日も多いです。要するにそのぐらい風向きによっての寒暖の差が激しいということになります。

観光地の様子

サザンアルプスは一年で最も絶景のシーズンになりますが、観光客は少なくなり静かに旅行ができます。寒さはありますが、この地域の本当に美しいシーズンは冬と知っている人は、それを求めて訪れています。

テカポ周辺の星空ウォッチングは冬がベストシーズンですし、マウントクックでは、降雪でハイキングコース閉鎖という日はほとんどなく、超絶景ハイキングを楽しむことができます。すっかり雪がなくなって足元は夏と同じように歩ける日もありますので、大袈裟な冬山の装備なんて要りません。

冬の星空

私の一番の冬のおすすめは遊覧飛行。冬のマッケンジーの大地とサザンアルプスの白い大パノラマの絶景遊覧は一生の思い出になります。間違いなく冬のニュージーランド旅行の一番の思い出になることでしょう。

おすすめはテカポからのAir Safaris(日本語サイト)ですね。

他にマウントクックでは、世界中からヘリスキーや氷河スキーをする人が多く訪れます。人工的なゲレンデでは味わえないダイナミックな滑りとバックカントリーの超絶景、そして天然のパウダースノー。タズマン氷河のスキーでは、中級者レベルでも安心して参加可能です。遊覧飛行とスキーの両方を楽しめるという意味では、通常の遊覧飛行に比べると格安ですね。

中級者はSki The Tasman、上級者ならMount Cook Heli Ski がおすすめできる会社です。

タズマン氷河スキー

冬のクイーンズタウン、ワナカもスキー客で賑わっています。夏場の一般の外国人観光客とは客層が変わりますので、また違った雰囲気があります。スキーに来る人たちがどんな人たちかを想像すると、夏との違いがわかるかもしれません。

クイーンズタウンからは、リマーカブルズコロネットピークカードローナ。ワナカからもカードローナ、そしてトレブルコーンのスキーエリアが規模も大きくて人気があります。雪道の運転に自信がない方でも、ぞれぞれからスキーバスがでいますので安心です。

この時期だけのメリット

・なんといってもサザンアルプスは白銀の超絶景
・星空ウォッチングには最適のシーズン
・航空券、ホテル等の予約がしやすい
・酷暑の日本からエスケープできる
・交通手段やオプショナルツアーなどでチャーターになるチャンスが高い
・旅行代金が安くなる

この時期のデメリット

・冬のなので寒い
・日が短い
・降雪直後は道路が通行止めになることがある
・ウィンターアクティビティ以外は営業していないことが多い

南島のおすすめエリア(あくまで私の個人的な見解です)

・テカポ        ★★★  夜が長く、天の川が最も綺麗で、大気の状態も良い
・クイーンズタウン   ★★★  ウィンターアクティビティで賑わう
・マウントクック    ★★   冬のサザンアルプスの超絶景
・ワナカ        ★★   ウィンターアクティビティで賑わう
・ミルフォードサウンド ★    景色は良いが、道中がよく雪で閉鎖する

冬のプカキ湖とマウントクック

冬のニュージーランド旅行情報を提供している、日本語の旅行情報の中で、実際にどれ程の情報が、冬の現地に訪れたことのある人が書いたものでしょうか?

私がこれまで見てきたものの中で、勘違いや間違った情報を書いたものを数多くありました。実際に知らないのに、冬のカナダや北海道をイメージして、「観光には相応しくない」「冬のニュージーランドは何もすることが無い」と堂々と案内する旅行業のスタッフ、ニュージーランドに夏の一度しか来たことがないのに、想像で冬の情報を書くブロガーなど、これまで私をはじめとした現地ガイドは、間違った情報にずっと悩まされてきたのです。

私が8シーズンの間、冬のマウントクックで過ごしてきて、「フッカーバレーは閉鎖と聞いた」「冬はホテルが休業する」「冬の間はずっと雪に閉ざされてハイキングができない」という情報を受けたお客様がどれだけいたことか!

コロナ絡みでタイムリーな話題ですが、
情報はどこから来ているのか? 
本当にそれは正確な情報なのか? 
大手出版社や大手旅行会社の情報でもすべて信用できるわけではない
ということも頭に入れて情報収集してくださいね。

テカポ、マウントクックへの送迎ツアーは

クライストチャーチ⇄テカポ ミルキーウェイリムジン
クライストチャーチ⇄マウントクック アルプスリムジン

早くコロナ騒動が終息して、なんとか冬の旅行に間に合ったらいいのにと願いながら、他の季節の記事よりも、少し気持ち強めで書いてしまいました。

2024年冬季限定ツアー(6〜8月)
冬絶景のテカポ・マウントクックを楽しむ旅
のご予約受付中です!


みなさんに、冬のニュージーランド超絶景を、是非ともご案内したいと心から願いています!


にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました