ニュージーランドの観光シーズンは夏と言われますが、そもそもなぜ夏なのでしょうか？夏の情報は他のサイトでも多く紹介されていますので、一般情報よりもより旅行者目線の情報。夏に訪れるべきエリアと、夏ではなくても良いエリアなどもこっそり教えちゃいます。
概要
南半球のニュージーランドは、日本が寒くなる頃に夏を迎えます。寒い冬の日本を抜け出して、暖かい夏のニュージーランド旅行は、ヨーロッパや北米の旅行ではできない醍醐味ですね。
日照時間が長くなり、午後9時をまわってもまだ明るいので、一日じゅう目いっぱい旅行を楽しむことができるのも、ベストシーズンと言われる理由のひとつ。
街は華やかで活気に満ち溢れ、トレッキング、カヤック、ラフティングなど、アウトドア派の旅行者にはうってつけのシーズンです。
ハイシーズンということもあり、ウィンターアクティビティ以外は、ほとんど全ての要素で旅行を楽しめる機会に恵まれますが、とても混み合う時期ですので、予約ができない、早めの計画が必要ということもあります。
また、特に年末年始などは、旅行代金がもっとも高額になります。それでも夏に人気があるのは、真冬に夏を味わえる、南半球限定の楽しみなのかもしれません。
気温
地球温暖化の影響か、近年のニュージーランドもだいぶん暑い日が多くなりました。南島各地で、30℃を超える日数も増えてきています。
とはいえ、日本の酷暑に比べれば、過ごしやすい夏と言えます。湿度が低くカラッとしていますので、日陰に入れば涼しく感じるほどです。
マウントクックやテカポ、ミルフォードサウンドなどの山間部や雨が多い地域は、一度天候が悪化すると気温がぐっと下がります。一日の寒暖差もありますので、日本の真夏の格好をイメージしないようにしてください。
日本の夏のような不快な暑さではないですが、日差しは相当厳しいですので、日射病や熱中症にご注意ください。
天候
12月の雨の量は、その年によって様々ですので、平均雨量はあてになりません。あまり降らない年もありましたし、雨ばっかりの年もありました。
年を明けて、1月初旬から2月中旬までは、天候が安定すると言われていますが、近年の気候変動でこれまでのデータがあてにならなくなってきていますので、あまり天候で一喜一憂する必要はないと思います。
観光地の様子
各地活気に満ち溢れ、とても華やかになるシーズン。オフシーズンでは営業していないアクティビティや宿泊施設もどこもオープンし、バスの本数やツーリズム業界のスタッフの数も最大限に増えていきます。
ガーデンシティのクライストチャーチでは、街じゅうが緑と花に溢れ、クイーンズタウンの活気は絶頂を迎えます。北部のネルソンでは、エイベルタズマン国立公園でのシーカヤックや美しい海岸線のトレッキングの絶好のシーズン。
テ・アナウ、ワナカ、ウエストコーストでは、トレッキングやアウトドア派の旅行者が集まりとても賑やかになります。
一方、ミルフォードサウンドやテカポなどの狭い観光地は、あまりにも観光客の多さに少し疲れてしまうかも…
「少々混んでても、活気があるディズニーランドの方が、閑散期よりも楽しめる」というタイプ方には夏はとても良いシーズンです。
この時期だけのメリット
・アクティビティ、ホテル、バスの本数、スタッフの数など、最大限にキャパが広がる
・どこも賑やかで活気がある
・トレッキング、カヤック、ラフティングなどのアウトドアに最適なシーズン
・テカポ周辺のルピナスの最盛期
・1月中旬から2月上旬は、天候が安定すると言われている
この時期のデメリット
・アクティビティ、ホテル、バスなどの予約を確保しにくい
・どこも観光客が多く、ゆっくりできないこともある
・旅行費用が一年でもっとも高額になる
・星空ウォッチングの時間帯がとても遅くなる
・サザンアルプスの雪がなくなり、山々の白さが少なくなってしまう
南島のおすすめエリア（あくまで私の個人的な見解です）
・クイーンズタウン ★★★＋ あらゆるアクティビティに参加できる
・クライストチャーチ ★★★＋ 街じゅう緑と花に囲まれ、活気溢れ華やか
・ネルソン ★★★＋ シーカヤックなど海辺でのアクティビティが最高
・マウントクック ★★★ ハイキングにはベストシーズン
・テカポ ★★★ ルピナス最盛期だが、星空には夜が短い
・ワナカ ★★★ 活気溢れ開放的な雰囲気がいい
・ウエストコースト ★★★ もっとも旅行しやすいシーズン
・ダニーデン ★★★ 暖かくなり天候も安定する
・ミルフォードサウンド ★★ 観光客が多すぎる
最後にぶっちゃけて言いますと…
山や氷河の絶景が好きな方や、星空が一番の旅の目的の方、ゆっくりと静かに滞在したい方は、夏を避けてもいいと思います。
しっかり旅の目的を吟味して、時期を決めていただきたいと思います。
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