意外と美味しいニュージーランドでのお食事 | ニュージーランドの現地ツアーガイドで生きていく

ニュージーランド料理といって、何を思い浮かべるでしょうか？
フィッシュ＆チップス？ミンスパイ？　イギリス文化なので、あんまり美味しくないんじゃないかな？なんていうのをよく聞きます。
しかし！実際にお客様のご意見をお聞きすると、「意外と美味しい！」「日本人好みかも」と言われることがあるんです。

では、パッケージツアーで旅行される方のツアー中のお食事はどういったものなのでしょうか？
実情を言いますと、大手の旅行会社が手配するレストランは定番なところが多く、観光客向けのところが多いのですが、味はどこもおすすめできるところばかりです。

ホテルでの宿泊が多いパッケージツアーでは、朝食のほとんどが、ホテル内レストランでとることになります。内容はどこも似たり寄ったりで、コンチネンタルか、フルブレックファーストがあり、パン、シリアル、スクランブルエッグなどの玉子類、ベーコンにソーセージ、ハッシュブラウン、ヨーグルト等定番メニューです。ホテルが変わっても毎日同じ内容の朝食となってしまいがちですが、だいたいはビュッフェ形式ですので、毎日内容を自分で替えて工夫するのがいいでしょう。

パッケージツアーでの昼食は、どこでとるかによっておおかた決まっていて、テカポのサーモン丼、マウントクックではハミテージホテルのアルパインビュッフェ、ミルフォードクルーズでは船内のお弁当など、どこのツアーでも似たり寄ったりですが、レベルは高い方と思います。

夕食は、そのパッケージツアーがどこに宿泊するかで、どのレストランになるかがほとんど決まってきます。ホテル内のレストランになることもあれば、ローカルのレストランを選ばれることもあります。ただローカルと言っても、お客さんはほとんど観光客というレストランが多いようです。

では、個人旅行や、パッケージツアーでも食事を自分でチョイスできるプランでしたら、どんな食事を楽しむことができるのでしょうか？

私のおすすめとしては、やはりカフェ文化のニュージーランドですので、おしゃれにカフェで朝食はいかがでしょうか？
トーストやマフィンとコーヒーで軽めのメニューでもいいですし、ブランチで、そのカフェ自慢のフルブレックファーストをガッツリいただくのもいいでしょう。個人的にはサーモンのエッグベネディクトがおすすめです。

昼食では、ローカルと同じようなものを食べてみるのもいいですね。移民国家のニュージーランドですので、各国のありとあらゆるテイクアウェイ（テイクアウト）のお店があり、景色のいいところでのんびりランチタイムを楽しむのもいいでしょう。クライストチャーチやクイーンズタウンにはテイクアウェイのお店がたくさんありますし、ショッピングモールのフードコートでローカルたちに混じってローカルが食べているものを一緒に食べるのもいい経験になると思います。

特に私がおすすめするのが、ワイナリーでのランチ。ニュージーランドのワイナリーレストランは腕利きのシェフが集まっているところが多く、ワンランク上の食事を楽しむことができます。また、なんと言ってもロケーションや雰囲気が最高。景色の良いところで、美味しい食事と優雅な時間。これだけでもニュージーランドに来た甲斐がある言っても過言ではありません。

ガイドブックに載っている観光客が多い有名店や、トリップアドバイザーの口コミ点数が高いところもいいですが、せっかくの個人旅行でしたら、地元ローカルが賑わうレストランでの夕食はいかがでしょうか？
Tavernと呼ばれる西洋風居酒屋（パブとも言いますね）や、スポーツバーなどが、ローカル感があっておすすめ。各地にあるLone StarやSpights Ale Houseなどの有名チェーン店は、家族でも満足できるファミレス感覚で食事ができます。お酒がNGの方ももちろんOK。値段も手頃なのもいいですね。

それでは、ニュージーランドで食べておきたいでは名物といえばなんでしょうか？

まずは、羊の国ニュージーランドということでラム肉料理。

ジンギスカンやマトンのイメージで臭みが苦手な方もいらっしゃかもしれませんが、ニュージーランドのラム肉でその概念が覆されるでしょう。生後1歳までの子羊のことをラムをよび、柔らかくジュージーで臭みもあまりありません。赤ワインとの組み合わせは最高です！

ニュージーランドに来たなら、ラムは外せませんね。

魚介類でしたら、筆頭はやはりサーモン。日本で言うところの「とろサーモン」が美味しくいただけます。高級レストランの料理から、ビュッフェのスモークサーモン、テイクアウトのお寿司のネタにも、サーモンはとてもポピュラーなお魚です。

その他には、マッスルと呼ばれる貝も人気です。生でも酒蒸しでもなんでも美味しい。白ワインとのマッチして何個も食べてしまいます。