ミルフォードサウンドへは『テアナウ発着』をすすめる5つの理由

ニュージーランド観光のハイライト、世界自然遺産ィヨルドランド国立公園ルフォードサウンド。日本人観光客の多くは「イーンズタウンからの日帰りバス旅行」をしますが、弊社NZTCのポリシーとしてあまりおすすめしていません!

ではそれはなぜでしょうか?
他では教えてくれない5つの理由をここで紹介いたします。

1)ミルフォードロードをゆっくり時間かけて楽しめる

テアナウからミルフォードサウンドまでの120kmの景勝道路、通称ルフォードロード。その多くの区間はフィヨルドランド国立公園内で、しかも界自然遺産エリアとなります。

NZTCのポリシーとして、ミルフォードサウンドまでの道中をいかにゆっくり時間をかけて楽しむかにこだわっています。クイーンズタウンからのバスも何ヶ所か止まってくれますが(行きのみ)、短時間の停車のみ。その他にもたくさんストップして景色を楽しむところがあるのです。

また、後半のハイライトのU字氷河谷の断崖絶壁は、バスや車からは見えづらく、下車して眺めてみたいもの。時間が許せば、周辺のウォーキングも楽しむのもおすすめです。

ミルフォードロードで氷河地形やフィヨルドランドのストーリーを感じなければ、ミルフォードサウンドのクルーズからの景観の感動も半減してしまうと断言できます
フィヨルドランドは見て楽しむところではなく、第6感まで感じて浸ってなんぼの場所なのです

2)移動距離がとても短くなる

クイーンズタウン〜ミルフォードサウンド間は約300km!ルートは1本しかありませんので、同じ道を往復約600km以上もバスで移動するのです。言ってみれば、名古屋から東名高速で箱根へ行き、芦ノ湖遊覧して名古屋へトンボ帰り(実際はもっと遠い)みたいな日帰り旅行なのです。

クイーンズタウンを早朝出発し、クルーズ中にランチを食べ、ツアー終了は19時をまわります。そこから夕食レストランに繰り出すのにもうクタクタ。ドライバーは1日13時間以上の勤務は法律上NGですので、帰りは一気に爆走。乗客はほとんど爆睡(笑)

テアナウはその区間のちょうど中間地点にあり、ミルフォードサウンドまでは約120km。ゆとりある1日になるのは明白。NZのゆっくりとした雰囲気や時間感覚を感じて欲しいという弊社のポリシーでは、クイーンズタウン発着のミルフォードサウンド観光はおすすめいたしません。

3)混み合うランチタイムクルーズを避けられる

優雅にランチを楽しみながらクルーズ時間と捉えても良いのですが…。
クルーズ中に雄大な景観を楽しめるのはやはり屋外のデッキ。水面からの数百メートルの断崖絶壁や滝のダイナミックさは、室内の窓からはなかなか感じられらません。イルカやオットセイとの遭遇でも、室内の座席に座りっぱなしでは見過ごしてしまいます。

そしてこれは他では語られない、ローカルガイドならではの情報ですが…。
クルーズ中の最も定番の景観のひとつマイターピーク景色は出航直後がベストなのです。ランチタイムクルーズの場合、このタイミングでランチを食べるのに気を取られて、ほとんどこのシンボル的な景色を見失っている方が多いのです。帰りにも見られるのですが、到着寸前の帰り支度でバタバタ。ランチを食べていたためにガイドブックにあるミルフォードサウンドの絶景を見過ごしてしまったというオチです

NZTC的ミルフォードサウンドの楽しみ方は、出港から終了まですべてデッキで楽しむ。そして、その場その場の点で景色を追うのではなく、クルーズにストーリーを感じながら、ゆっくり景観を眺めることなのです。

もうひとつ隠された業界の大人の事情があります…。クイーンズタウンからの日帰りツアーでは、クルーズ中にランチタイムを入れないと、規定の13時間以内にツアーが終了できないのです…。

4)フィヨルドクルーズだけではもったいない!

ニュージーランド最大の国立公園ィヨルドランドネスコ世界自然遺産にも登録されています。感じて欲しいのは視覚的な景観だけでなく、その土地が醸し出すなんとも言えない雰囲気

「見た・行った」だけの忙しいバス旅行ではなく、ゆっくり時間をかけて、フィヨルドだけでなく、神秘的な森・川・空気を感じ取っていただきたいと思っています。

世界一美しい散歩道と称されるミルフォードトラックや、その他のグレートウォークス、ショートウォークコースもたくさん。鳥の囀り、木々がなびく音、優しく降り注ぐ木漏れ日、優しい緑の世界を体感して欲しいです。そのベースとなる街としてテアナウはうってつけなのです。

5)静かで落ち着いた滞在

ひと昔前は日本人観光客もテアナウにたくさん泊まっていました。ここ十数年のクイーンズタウンの急発展の影響で、クイーンズタウン宿泊に一極集中する傾向から、近年のテアナウはとても静かで落ち着いた大人の雰囲気の街になりました。

賑やかでアクティブなツーリストタウンを楽しみたければクイーンズタウンがよいですが、ゆっくりと大自然の中、落ち着いた滞在を味わいたい方にはテアナウがおすすめです。

また、他の観光地に比べ、お手頃の宿多いのもいいですよ。

(番外)土ボタル見学も楽しめますよ!

現在は、ボタルといえば北島のワイトモ洞窟が人気ですが、この偏りは日本人観光客のトレンド。ひと昔前は、テアナウの方が訪れる方が多かったほどです。これはただ単に情報が偏っているからにすぎません。テアナウ洞窟の土ボタルツアーもとても素晴らしく、ワイトモに負けていませんよ!

NZTCでは、各種南島周遊ツアー(4〜8日間)で、テアナウ・ミルフォードサウンドを専属日本語ガイド付きツアーでご案内しております。ブログ上部の「ツアー紹介」からご覧ください。

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